第34回全国統一研修会 九州大会
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記念旅行
参加者:「知覧日帰りコース」…35名/「知覧、屋久島コース」…62名

今年は6日の「知覧日帰りコース」と6日(金)~8日(日)にかけて2泊3日の「知覧、屋久島」記念旅行に分けて催行いたしました。「知覧日帰りコース」には35名の参加、「知覧、屋久島コース」には62名の参加を得て催行しました。

<1日目>

6日は「日帰りコース」と「知覧、屋久島コース」ともに、同じコースを巡りました。絶好の旅行日和のなか、城山観光ホテルを8時40分に出発。最初に「維新ふるさと館」を訪れました。館内で幕末から明治にかけての歴史の流れを学べるドラマ「維新への道」を見た後、思い思いに明治維新に関する展示を見ていきました。その後、車窓から島津斉彬公を奉る「照国神社」や「西郷隆盛像」を見て、島津家別邸仙巌園(磯庭園)へ。桜島を築山に、錦江湾を池に見立てた壮大な借景庭園として知られる名園です。ちょうど菊祭りが行われており、菊とともに季節感溢れる風情を楽しみました。仙巌園の説明を受けた後は松風軒に移動し、昼食の「篤姫御膳」に舌鼓を打ちました。

維新ふるさと館 維新ふるさと館
▲維新ふるさと館
仙巌園 仙巌園
▲仙巌園

小腹を満たした後は知覧へ。知覧は「薩摩の小京都」といわれる美しい街並みで有名。そこで、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている生け垣や美しい石垣に囲まれた武家屋敷を見学しました。
  その後、バスに5分ほど揺られて「知覧特攻平和会館」に足を伸ばしました。知覧には戦争による悲しい歴史があります。1942年に開校した「太刀洗陸軍飛行学校知覧分教所」は1945年に沖縄戦の特攻基地となり、ここから多くの若者が飛び立っていったのです。現在、平和会館には特攻隊員として若い命を終えた1035名の遺影、遺書、遺品などが展示されており、敷地内の「特攻平和観音堂」には1026柱の特攻隊員の霊が祀られており、戦争の不条理さを痛感することができました。

知覧武家屋敷 知覧特攻平和会館
▲知覧武家屋敷 ▲知覧特攻平和会館

ここから「日帰りコース」の皆さんは鹿児島中央駅経由鹿児島空港に向かって帰路に着き、「知覧、屋久島コース」の方は「城山観光ホテル」で疲れを癒しました。

城山観光ホテルでの弦楽四重奏を楽しみながらの夕食会 城山観光ホテルでの弦楽四重奏を楽しみながらの夕食会
▲城山観光ホテルでの弦楽四重奏を楽しみながらの夕食会
記念写真
▲記念写真(クリックすると拡大表示されます)



 <2日目> 

2日目は早朝7時に城山観光ホテルを出発し、鹿児島本港へ。鹿児島本港から「高速艇トッピー」で2時間をかけて屋久島宮之浦港に向かいました。屋久島ではまず宮之浦港の近くにある「屋久島環境文化センター」で、屋久島の歴史や環境についての説明を受けました。映像ホールでは縦14メートル、横20メートルの大型スクリーンで屋久島の自然を紹介する「屋久島~森と水のシンフォニー」を鑑賞し、70ミリフィルムの迫力ある映像で、屋久島の自然を目に焼き付けることができました。

鹿児島新港から「トッピー」に乗船 鹿児島新港から「トッピー」に乗船
▲鹿児島新港から「トッピー」に乗船
屋久島環境文化センターで屋久島を勉強 屋久島環境文化センターで屋久島を勉強
▲屋久島環境文化センターで屋久島を勉強

それから、バスで「まんてん」に移動し、屋久島料理を堪能。昼食後はバスで約1時間をかけて、標高1000メートルのところにあるビューポイントへ。整備された遊歩道から、樹齢数千年の屋久杉を含む屋久島の原生林を目の当たりにしました。ちなみに、屋久杉とは標高700メートル以上に地域にある樹齢1000年以上の杉のこと。さらに、この日は屋久島を代表する「紀元杉」の側まで行きました。これは幹周13・3メートル、樹高19・0メートル、樹齢伝承3000年という、屋久島のなかでも1、2を誇る樹齢の老スギです。ウイルソン株や大王杉、縄文杉などと比較しても、けっして引けはとらない大きさだそうです。

ヤクスギランド 紀元杉
▲ヤクスギランド ▲紀元杉

紀元杉を後にし、山を下る際には落差約60メートルの「千尋の滝」を見ました。この滝はV字型になった巨大な花崗岩の中央を流れ落ちているため、左右に広がる大パノラマスケールを堪能することができます。また、滝の左手に見える壁は200メートル×400メートルの花崗岩の一枚岩で、1000人が手を広げたほどの大きさがあることから、「千尋の滝」と名付けられたそうです。雄大な滝を後に一路、宿泊ホテル「屋久島いわさきホテル」へ。屋久島随一のリゾートホテルでゆっくりと贅沢な時間を過ごしました。

千尋の滝の一枚岩に感動 屋久島いわさきホテル
▲千尋の滝の一枚岩に感動 ▲屋久島いわさきホテル
記念写真 記念写真
▲記念写真(クリックすると拡大表示されます)



<3日目>  

3日目は7時45分に「大川の滝」を目指して、ホテルを出発しました。この滝は日本の滝百選に選定されている滝で、88メートルの高さから豪快に流れ落ちる滝の様子は豪快そのもの。皆さん滝壺の前まで歩いて行き、マイナスイオンたっぷりの清涼な空気を感じていました。次に向かった中間川河口近くでは、川沿いに自生するガジュマルを発見。屋久島が亜熱帯であることを証明する植物であり、1本の幹から無数の気根が伸びる様子を見ることができました。

日本百選に選ばれている大川の滝 日本百選に選ばれている大川の滝 日本百選に選ばれている大川の滝
▲日本百選に選ばれている大川の滝

そして屋久島を後にし、宮之浦港からふたたび高速艇「トッピー」で鹿児島本港へ。鹿児島到着後、最後の昼食地「奄美の里」で、奄美名物の鶏飯を堪能。その後、バスで鹿児島中央駅経由鹿児島空港に向かい、それぞれ帰路に着きました。
  何のトラブルもなく、無事に催行できましたことは、ご参加の皆様方のおかげと感謝申し上げます。来年は東北の旅となります。是非のご参加をお待ち申し上げています。

世界遺産登録記念碑 奄美の里で最後の昼食
▲世界遺産登録記念碑 ▲奄美の里で最後の昼食

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