

記念旅行/参加者:59名
翌9日(土)から11日(月)にかけて2泊3日の記念旅行を実施しました。59名という多くの参加を得、大型バス2台での旅行となりました。
第一日目は、全日空ホテルクレメント高松を9時に出発、第一の訪問先は、真言宗の開祖、弘法大師(空海)のご誕生地であり、紀州高野山、京都東寺とともに大師三大霊跡の一つといわれている善通寺です。弘法大師の足跡を辿る四国霊場八十八ヶ所の第七十五番札所でもあります。台風の影響で心配された風雨もついたころには上がり、いい天気となりました。
その後瀬戸大橋のふもとで昼食を取ったあと、県の特別名勝に指定されている総面積約75万平方メートル(約23万坪)の栗林公園を訪れました。栗林公園は、寛永年間讃岐の藩主生駒高俊公が造園し、その後五代頼恭公に至る100年余りの間、歴代藩主が修築、拡大を重ね、延亨二年(1745年)に完成。それ以来、明治維新に至るまで、松平家11代228年間に亘って下屋敷として使用されてきました日本の有数の名園です。庭園を巡る休憩の時に茶室でお茶を振舞われたのが非常に印象に残っています。
その後、高松港からフェリーに乗り1時間の船旅で小豆島土庄港着。1日目の宿泊地リゾートホテルオリビアンに投宿。残念ながら夕日の沈む雄大な瀬戸内海の景色は見られませんでしたが瀬戸内海の夜を楽しんでおられた様子でした。


第二日目は、8時30分に寒霞渓を目指しホテルを出発。急勾配の渓谷を登り、標高917mの寒霞溪山頂に到着。頂上を散策後、山頂と紅雲亭とを結ぶ寒霞溪ロープウエイによる空中散歩は、溪谷美と瀬戸内海を、じっくりと観賞できる小豆島観光のハイライトです。
寒霞渓は、火山活動により角礫を含んだ疑灰岩が堆積し、浸食作用により、景勝地として生まれたもので、自然の偉大さを実感できました。寒霞渓を後にし、内海町田浦地区の「二十四の瞳」映画村を訪ねました。昭和62年、瀬戸内海を見渡す海岸沿い約1万㎡の敷地に大正・昭和初期の小さな村が出現しました。これは、映画「二十四の瞳」(監督:朝間義隆、主演:田中裕子)のロケ用オープンセットを改築したもので、あの名場面がここで撮影されました。本物そっくりの分教場、男先生の家、漁師の家、茶屋、土産物屋等々。参加された皆様、自分の子供時代を思い起こされ懐かしく思われているご様子でした。
それから小豆島を後にして、一路徳島を目指します。途中バケツをひっくり返したような土砂降りに合い、観潮船の出向時間にギリギリセーフ。残念ながら大きな渦潮は、見ることはできませんでしたが瀬戸内海と外海との潮位の差によって起こる波の雄大な風景は圧巻でした。その日の夜は、ルネッサンスリゾートナルトで懇親パーティを開催いたしました。


第三日目は、ホテルを出て5分のところに位置する大塚国際美術館。「大塚国際美術館」は、大塚製薬グループが創立75周年記念事業として徳島県鳴門市に設立した日本最大の常設展示スペース(延床面積29,412平米)を有する「陶板名画美術館」です。館内には、世界25ヶ国、190余の美術館が所蔵する現代絵画まで至宝の西洋名画1,000余点を大塚オーミ陶業株式会社の特殊技術によってオリジナル作品と同じ大きさに再現しています。行程の都合上全部見てまわるのに最低4時間を要する行程を、事前に見たい箇所をセレクトしてもらい1時か30分の中でごらんいただきましたが、美術に興味がある方には、時間が足りなかったのではないでしょうか。
それから鳴門大橋、明石海峡大橋と淡路島を縦断して、神戸の町へ。元町で中華点心を賞味し、伊丹空港と新神戸駅へのバスに別れ、それぞれ帰途につかれ、無事に記念旅行が終了しました。



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