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会計人のリレーエッセイ

2020年08月号

皆さん、お酒は好きですか?

池田 健一

九州会

佐賀県鹿島市池田 健一

昨年の「肥前浜宿花と酒まつり」の様子です

 私の事務所がある佐賀県鹿島市は、毎年3月の最後の週末に「肥前浜宿花と酒まつり」という日本酒を楽しむイベントが開催されます。

 この日は、県内外から多数のお酒好き(=呑兵衛)が集まり、真っ昼間から、日本酒を片手に地元の特産品に舌鼓を打ちながらほろ酔い気分で、ちょうど見頃を迎える桜を楽しんだり、お土産用の日本酒の試飲で酔っぱらったりと大変賑やかです。

 このお祭りは、鹿島市内にある、富久千代酒造の銘柄「鍋島」が2011年、世界最大規模・最高権威とされるインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)の日本酒部門で最優秀賞「チャンピオン・サケ」に選ばれたことをきっかけに始まりました。15年からは、隣町である嬉野市でも「嬉野温泉酒蔵まつり」が同日に行われ始め、相互に行き来できるようになっています。12年の第一回開催当初は、約3万人のお客さんがお見えになりましたが、昨年の19年には、嬉野温泉酒蔵まつりと合わせて9万9000人もの人出で賑わいました。

 鹿島市には、富久千代酒造の他に5つの酒蔵があり、それぞれ美味しい日本酒を作っています。各蔵元の代表銘柄は、矢野酒造「肥前蔵心」、幸姫酒造「幸姫」、馬場酒造場「能古見」、光武酒造場「光武」、峰松酒造場「肥前浜宿」です。鹿島市のお酒の特徴は、甘めでありながらスッキリとした飲み口のものが多いこと。女性の方からも人気があります。

 また、この日は蔵元巡りの無料シャトルバスも運行されており、各酒蔵のお酒を楽しむことができます。

 残念ながら、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となってしまいましたが、来年は開催できるものと信じております。皆さんもぜひ鹿島へ遊びに来て、日本酒を楽しみ、夜は嬉野温泉でゆっくり温泉とお座敷遊びを堪能し、翌日は有田でお気に入りの有田焼の盃を買って、ご自宅でまた鹿島のお酒を楽しんでください。

 コロナに負けないように楽しく頑張りましょう。

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