2021年09月号
ゴルフを通じて思うこと
早いもので、会計の仕事に就いて20数年。振り返ると、大した趣味もなかった私は、ほとんどの時間を仕事に費やしていたような気がします。「もう少し人生を楽しむべき」との諸先輩からの助言を受け、これまで誘いを断り続けていたゴルフを、一念発起し一昨年から始めました。かなりの遅咲きデビューではありましたが、ゴルフ愛好者の例に漏れず、その魅力に取りつかれています。昨年においては、これまでとは一転、誘われたゴルフは全て参加し、その甲斐もあってスコアが順調に良くなり、ベスト81まで上達しました。
ゴルフは観察力、想像力、決断力と言われることがありますが、これは仕事にも通じることで、お客様や現状を観察し、ニーズや成果、未来を想像し、そのための行動を決断する。仕事のみならず人生にも同じことが言える気がします。
毎回ラウンド後には、「たられば」が付き物ですが、これもまた仕事や人生と同様。もともと体を動かすことは好きなので、純粋にプレーすることも楽しいですが、ふと客観的に見たときに、いろいろなシーンで仕事や人生と重ねて見えてしまうところに、面白さや奥深さを感じています。
ゴルフを語るには未熟すぎますが、幅広い年齢層に人気のスポーツなのにはそれなりの理由があるということと、心と技術と体とが整った状態が重要であるということは理解できているつもりです。
今年50歳になり、「五十にして天命を知る」との孔子の言葉の通り、仕事とゴルフが私に授けられた使命だと思って、心技体を充実させ、日々楽しみながら邁進したいと思います。ゴルフ未経験の方はぜひ始めてみてください。一緒にハマることになると思いますので。