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会計人のリレーエッセイThe Essay Series from Accountants

愚直にやれ!

神谷 研

  • 中部会
  • 神谷 研
  • 愛知県安城市

神谷先生直筆画。「MJS」一筋

 私とミロク情報サービスとのお付き合いは、ミロク経理の会計事務所事業部から始まりました。その後、1977年11月2日に同事業部が分離独立し「株式会社ミロク計算センター」が設立され、同月「株式会社ミロク情報サービス」へ商号変更された後、現在に至るまで一貫してユーザーです。その間には1995年6月1日に自身の税理士事務所を独立開業しましたが、引き続きミロク情報サービス一筋です。

 最初は紙の記録紙に穴を開けその記録紙を処理センターへ送付し、試算表と元帳が打ち出され返送されて来ていた時代でした。帳票類が戻ってくると、所長が担当者一人ひとりの名前を呼びます。「神谷君」と平静な声のトーンの場合は処理が大丈夫だった時。低いトーンの場合は処理ミスがあってお小言を頂戴できる時。当時は試算表が手元に届くまでに1週間かかりました。確定申告期の所内の最終締切日は3月5日頃だったと思います。それを過ぎたら、手書きで集計用紙に転記して集計して決算書を作成し、確定申告後に入力し記録紙を送付して元帳を締めていました。うん? 電算処理より手書きのほうが早い?

 50音と勘定科目を配列した専用キーボードをタッチする専用機から、オフコンの「ミロクエース・モデルシリーズ」や「MJS-COMPASS(コンパス)」を経験し、「ACELINK」、「ACELINK Navi」、「ACELINK NX-Pro」とずっと利用してきました。今では顧問先が販売管理システムを導入し、iCompassNXを経由して会計データを送信してくれています。

 私は、顧問先から預金のCSVデータの提供を受けて、「CSV明細取込」を活用して仕訳処理を行っています。古希に手が届きそうな私でも最近3日間で5000仕訳のデータ処理をこなせたのは、MJSソフトのおかげです。

 10月1日に施行された適格請求書等保存方式(インボイス制度)への対応のために、顧問先がラクス社の「楽楽明細」を導入しました。高齢で一匹狼の税理士から離れずにいてくれる顧問先は、MJSソフトを介してデータ通信を行っている方々です。顧問先からは税務についてほとんど聞かれることはなく、パソコンの動作異常とか、パソコンを入れ替えたいからインストールし直してほしいなど、パソコンショップのお兄ちゃん扱いですが、利用価値を見出してもらえるのはMJSソフトのおかげです。

 取扱税目の申告書は、作成も試算も電子申告もMJSソフトです。

 業務は税務だけでなく、許認可申請代行業務、地方公共団体の包括外部監査人および国会議員の登録政治資金監査人など異業種分野で活動できる機会もいただいています。

 でも本業は税理士です。今後もMJSソフトと共にコツコツと自分流で歩んで行きたいと思います。

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