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会計人のリレーエッセイThe Essay Series from Accountants

フルマラソンに果敢に挑戦!

笠戸 智仁

  • 九州会
  • 笠戸 智仁
  • 長崎県長崎市

2月の北九州マラソンに参加した時の様子です

 税理士登録した2015年、税理士試験の重圧から解き放たれたと同時に外食の機会も激増し、あれよあれよという間にワイシャツの首回りやスラックスの腰回りが窮屈になりはじめた。ある日、健康診断の結果を見て愕然。基準範囲を大幅に超える項目が目につく。これはまずい、何か運動をせねば、ということで悩みに悩んで始めた運動がランニング。

 Tシャツやシューズなどをスポーツ用品店で吟味。それらを身にまとい家から飛び出たはいいが、2㎞地点で完全に息が上がって立ち止まった。ここまで体力が落ちているとは予想だにせず、その日は意気消沈して家路についた。

 でも、これで終わるわけにはいかない。税理士試験を受験していた頃の強い気持ちが甦ってきた。それからというもの、ランニングに関する情報を仕入れる→トレーニング計画を立てる→実践する、を何度も繰り返し、徐々にではあるが走れる距離が延びてきた。特に休日は、坂の多い長崎の道をじっくり走り込んで脚力をつけた。自分の走りに自信を持ち出したその頃、もっと具体的な成果が欲しくなり、毎年長崎で開催される大会にエントリーするようになった。

 最初は5㎞コース、それから10㎞コース、お次はハーフマラソン。

 ハーフマラソンに何度か挑戦し1時間45分ほどで走れるレベルに到達した頃、「フルマラソン」の文字が頭をよぎった。ハーフの倍の距離を果たして完走できるのだろうかとも思うが、挑んでみなければ分からない。迷ったら前へ、前へ。練習量を増やしてさらに脚力をつけ、食事も低カロリー高タンパクを心掛け、入念に準備。

 そして迎えた初マラソンの大会は、忘れもしない19年1月の天草マラソン大会。途中何度も心が折れそうになりながらも、結果は3時間50分2秒でゴール。その後しばらくは、コロナ禍で大会の中止が相次いだが、22年11月の下関海響マラソン、23年2月の北九州マラソンをそれぞれ完走。

 洗濯物が急に増えたと愚痴る嫁に「うちにはサッカー部の息子の他に、隠れ陸上部員がいる」と揶揄されながらも、23年3月のさが桜マラソンでの自己ベスト更新に向けて、日々トレーニング中である。

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