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税理士法人T&A 写真

事務所訪問

「向学心」に満ちた社風を強みに

高付加価値なサービスを
幅広く提供!!

福岡県福岡市に事務所を構える税理士法人T&A。代表社員の田中 哲先生とご子息の健志先生が中心となり、職員一丸となって税務会計業務の他、組織再編・経営戦略サービス、事業・資産承継サービス、医療法人・社会福祉法人経営支援など、幅広い支援業務を展開しています。 さっそく、哲先生と健志先生に事業内容と人材育成に関する取り組みについて伺いました。

税務会計業務にとどまらず幅広い支援業務を展開

税務会計業務の他、組織再編・経営戦略サービス、事業・資産承継サービス、M&A支援、医療法人・社会福祉法人経営支援など、幅広い業務を展開されていますが、そのきっかけはどういったところにあったのですか。

高付加価値なサービスを提供する
事務所を構築された田中 哲先生

田中 哲代表社員(以下、哲先生) 税務関係の勉強会などに積極的に参加してきたことが大きな糧になりました。税務会計の第一線で活躍されている先生方と知己を得て、議論を交わしたり、アドバイスを頂戴することで、学びを深めていくことができたのです。また、そうしたご縁のおかげで開業当初からセミナー講師などを務めさせていただくことができ、顧問先も順調に増えていきました。

医療法人・社会福祉法人経営支援にもいち早く着手されたそうですね。

哲先生 昭和60年の医療法改正で一人医師医療法人制度が導入された際に、積極的に医療分野の業務に取り組みました。その結果、医師の方をはじめ医療関係の方々からのご支持をいただけることとなりました。

医療法人・社会福祉法人経営支援については、どのような強みをお持ちですか。

哲先生 クリニックの新規開業から大規模な病院・社会福祉法人の運営まで、医療業界において幅広くご支援をしてまいりました。その長年の実務から得られる知識・経験の蓄積こそが強みになっています。当事務所は約60名の職員がおり、多くの案件を受けることができるため、知見の蓄積が早いのも特徴です。これは医療分野に限った話ではなく、事業・資産承継や組織再編といった経営戦略サービスにおいても同様で、こなしてきた案件数がT&Aを支えています。

学び、経験してきたことがサービスに直結しているのですね。

哲先生 その通りです。今でこそさまざまなサービスを展開するようになりましたが、その全てのベースは社会や顧問先に求められていることを勉強し、ノウハウ化していったものです。もっとも、それらのサービスレベルを高めるには何度も実践と改善を繰り返す必要がありますが、そのあたりについても向学心を持って取り組むことでブラッシュアップし続けてきました。

「人」と「向学心」を重視した人材育成

経営理念についてお聞かせください。

哲先生 「MISSION・PASSION・SOLUTION」という経営理念を掲げ、「使命感を抱き、情熱を持って行動し、解決していくこと」をモットーとしています。

職員の皆さんもこの経営理念の下、向学心を大切にされているのでしょうか。

哲先生 会計事務所というと、今もまだ〝事務屋〟というイメージが強いかもしれませんが、一方で顧問先からのニーズは多様化しており、いかに高付加価値なサービスを提供できるかがポイントになっています。その根幹を担うのは何といっても「人」ですから、当事務所では常々、人材育成に力を入れてきました。「我々の商品は知識であり、知識の仕入を怠れば売る商品がなくなる。常に勉強を心がけるように。」ということは言い続けています。

人材育成を進めるにあたって、具体的にはどのようなことに取り組んでいるのでしょうか。

「向学心を持つ」組織文化のさらなる昇華に
意気込む田中 健志先生

田中 健志先生(以下、健志先生) 外部研修などへの参加希望があれば、できる限り叶えるようにしています。その他、オンライン研修システムの導入や所内での情報交換会の開催といったところでしょうか。実を言うと、当事務所には朝礼もなければ、日報の提出義務もありません。その趣旨は、「その時間を自己研鑽に充ててもらいたい」ということなのです。所内で「向学心を持つ」という意識が共有されており、そのおかげで新人も前向きに勉強に取り組んでくれています。これは父が長年にわたって向学心の大切さを説き続けた成果であり、これこそが当事務所の最大の強みであると感じています。  また、年齢や経験を問わず、多様な業務に携われるのもモチベーションにつながっているように思います。当事務所では大小さまざまな規模の顧問先を抱えているので、自ら希望すれば、新人のうちから相続やM&A、組織再編などのプロジェクトに参加することも可能です。もちろん、その際には業務内容やその他のメンバー、顧問先との相性などを考慮しますが、少なくともこういったチャンスがあるおかげで、自然と向学心を持った人材が集まりやすくなっているのではないでしょうか。

そういった人材育成の成果はどのようなところにあらわれていますか。

哲先生 例えばインボイス制度への対応にあたっては、役職者が率先して顧問先向けの資料を作成してくれました。しかも、顧問先の規模やレベルに応じ、さまざまな資料が用意されており、既に顧問先での研修などで活用されています。
 また、業務に幅があり、成長のチャンスがあることから、離職率が低いという副次的な効果もあると感じています。

健志先生 事務所内の風通しの良さも相まって、事例共有の効果も高いです。各人が得た知見を共有することで、お客様への提案の質の向上につながっています。

税理士試験に関してはどうでしょうか。

哲先生 税理士試験へのチャレンジを強制するようなことはしていません。当事務所では資格を評価するのではなく、実際に行った仕事の内容を評価対象としています。仮に税理士でなくとも、仕事の内容がしっかりしていれば評価は高いものとなります。現在10名ほどの税理士が所属していますが、役職者の大半は有資格者ではありません。無論、「税理士になりたい」という職員についてはしっかりと支援しています。税理士試験の勉強も、大切な知識の仕入ですから。受験時期の休暇取得等の配慮も行っています。

2拠点体制への移行にあわせ税理士法人を設立

人員増強とともに拡張するオフィス

現在、2カ所の事務所を構えていますね。

哲先生 以前の事務所(1992年竣工)が手狭になったのを機に、2003年にその近隣に新しい事務所を構えました。その後、しばらくは新しい事務所で業務を行っていたのですが、それも手狭になり、古い事務所をリフォームして2棟体制を敷くことにしたのです。ただ、それには税理士法人にして1カ所を支店登録する必要があったので、18年に法人化することにしました。

健志先生 いざ法人化してみると、職員から「対外的な信頼感が増した」「持続可能性を感じてもらいやすくなった」といった声が寄せられました。想定外のことでしたが、結果的に法人化して正解でした。また、拠点は2カ所ありますが、職員たちは頻繁に行き来しており、雑談ベースも含めて、日々さまざまな情報共有をしています。

顧問先にもMJSのシステムを勧めているそうですね。

哲先生 同一システムであることは税務会計業務の効率化を図る上でも非常に重要な要素になります。そのため、特に新規の顧問先に関しては可能であればMJSのシステムにしてほしいと依頼するようにしています。

今後の展望についてお聞かせください。

哲先生 時代とともに経済の動きも変化し、それに伴って税務の取り扱いも変わっていきます。自ずとお客様からのご相談内容も変わっていくでしょう。そのようなご要望にしっかりとお応えできるように、今までと同じように常に勉強し、経験を重ねていく。T&Aを支える行動原理は、今後も変わることはないでしょう。

健志先生 職員のおかげで、当事務所のベースは日々良い方向に進んでいると感じています。これからも不断の努力を心がけ、顧問先や職員とともに物心両面の幸福を目指し、発展を遂げていきたいと思います。

本日はありがとうございました。ますますのご発展をお祈りいたします。

History & Story税理士までのあゆみ

田中 哲先生

「実家が幼稚園を運営している学校法人だったこともあり、正直、いずれは後を継ぐことになると思っていた」という哲先生。ところが、慶應義塾大学商学部に在学していた頃に父上に相談したところ、「税理士資格を取得してはどうか」との答えが。それから方針を転換して勉強に励み、税理士資格を取得。福岡市の会計事務所での勤務を経て、1987年に独立開業を果たしました。

田中 健志先生

「父が税理士だったので、子どもの頃から自然と税理士になるのかなと思っていた」と話す健志先生。結果、父上と同じく慶應義塾大学商学部に進学し、税理士試験に合格することに。福岡市内の会計事務所や医業コンサル会社での勤務を経て、2016年に父上の事務所に参画しました。

税理士法人T&A

税理士法人T&A
所在地/
福岡県福岡市南区向野2-12-26
TEL/
092-553-6306
設立/
1987年(法人設立は2018年)
職員数/
60名
HP/
https://tanakaoffice.com

Visit the local

福岡ならではの歴史・文化とうどんを堪能!!

高良大社
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福岡県久留米市のご出身で、今も同市にお住まいの田中 哲先生と健志先生。そんなお二方がまず紹介してくださったのは久留米市にある高良大社。高良山の中腹に位置し、創建は履中天皇元年(400年)とされ、高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)を祀っています。厄除・延命長寿で名高く、筑後国一の宮(地域の中で最も格式の高い神社)として長年にわたって称えられてきました。
 創建以来、何度も建て替えられてきた社殿はまさに荘厳そのもの。現在の社殿は久留米藩3代藩主の有馬頼利公の寄進によるもので、 万治3年(1660年)に本殿、寛文元年(1661年)に幣殿・拝殿が完成したそうです。神社建築としては九州最大級の大きさを誇り、社殿と石造大鳥居は国の重要文化財に指定されています。ご利益に満ちている上に、最高の神社建築や筑後平野を望む眺望も堪能できるので、ぜひ一度、参拝してみてはいかがでしょうか。

志賀島
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歴史・文化好きのお二方がお勧めしてくれたもう一つのスポットが、福岡市にある志賀島です。歴史の教科書などでもお馴染みの「漢委奴國王」と刻まれた「金印」が発掘された島です。国宝にも指定されているこの金印が発見されたのは天明4年(1784年)とのことですが、なぜ志賀島(しかのしま)に埋められていたのかは、いまだに謎に包まれているそうです。現地に足を運んで、その歴史ロマンを感じてみてほしいと思います。

うどん
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お二方が福岡グルメとしてイチオシするのがうどんです。コシのある讃岐うどんとは異なり、福岡のうどんはやわらかいのが特徴。昆布やカツオで取った出汁との相性も抜群です。また、ごぼう天や丸天(円形の揚げかまぼこ)など、福岡ならではのトッピングも魅力的です。もちろん、店によってうどんの食感やダシの風味、そしてトッピングの種類や味わいなどは千差万別。いろんな店をはしごしてみて、自分好みのうどんを見つけてみてください。

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