The Essay Series from Accountants
どこまで回せるか

愛車とともに国内外さまざまな大会に参加してきました
「50才の誕生日をディズニーランドでお祝いしましょう」
妻から言われたたった一言で、私の生活は激変しました。
ただ漠然と今年はそうなのかと聞いておりましたが、ひと月経過した頃に「いつ自転車を買うの」と言われました。自宅からディズニーランドまで片道100㎞とのこと。近所の小学生の兄妹でも行けたと言われ自転車屋さんに渋々行きました。
いつまで続くか分からないので、クロスバイクという入門用バイクを購入。とりあえず自宅周辺を走り始め、ママチャリとは違う爽快感を感じ、こういう楽しみもいいなと感じて10㎞、20㎞そして50㎞と走行距離を少しずつ延ばし、無事ディズニーランドのホテルで祝杯をあげました。
自転車のモーターショーとも言えるサイクルモードに行き、ロードレーサーに試乗してクロスバイクとは格段に違うスタイルに早速一台オーダーしてしまいました。
その後は、時間に余裕があればサドルに跨がりペダルを回す毎日となりました。私は群馬県館林市に住んでおり、渡良瀬川と利根川の間にある街です。そのどちらの川にもサイクリングロードがあり、前述のディズニーランドや秩父、足利、関宿、軽井沢へとペダルを回しておりました。また、ツールド妻有にも参加でき、関東信越ミロク会計人会エリア全ての県※を走破しました。
自転車に乗り始めて17年。その間に愛車も増え、宮古島、淡路島の一周ライドや赤城山・榛名山ヒルクライム、サイクリングしまなみ、ホノルルセンチェリーライドなどの大会に参加しました。
山道を走行中はこんな辛いことをなぜ、と自問自答してしまいます。しかし登り切ると、今度はもう少しタイムを縮めようと自宅でトレーニングに励みます。また、長距離走で初めての場所では絶景に感動し、走行後の美味しい食事と旨い地酒をいただきながら、次回の予定を決めることを楽しんでおります。こう書いてまいりますと、サイクリングは私の趣味ではなく生きがいなのだと思えます。 近所のコンビニにも車で行く私に強い危機感を持った家内には、深い感謝の気持ちでいっぱいです。
※茨城県、群馬県、埼玉県、栃木県、長野県、新潟県(50音順)