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中央みらい会計事務所 写真

事務所訪問

「お客様=自分」を合言葉に
手厚い経営支援に徹する

「お客様の理想のみらいの実現のためにあらゆる側面から全力でサポートします。」を経営理念とし、 真摯に顧問先の経営支援を行ってきた中央みらい会計事務所。 2024年5月には事務所を移転され、時代の流れやニーズに合わせた新たなサービスや 働き方改革にも取り組まれています。代表の奥村 和仁先生にお話を伺いました。

「移転後の新たな環境で、柔軟な働き方の導入
などをさらに推進したい」と話す奥村 和仁先生

顧問先の経営を自分事として考える

奥村先生は独立開業前、12〜13年にわたって2軒の会計事務所で実務を経験されたそうですね。

奥村 和仁代表税理士(以下、敬称略) 職員4〜5名の小規模な事務所で数年働いた後、100名以上の規模の税理士法人に転職しました。最初の事務所では財務諸表の監査や税務申告書の作成、決算月に節税のアドバイスをするといった、いわゆる昔ながらの税務支援に徹するのが基本でしたが、次の税理士法人では税務支援に加え、顧問先の事業展開や経営状況に深く踏み込んだコンサルティングを強みとしていました。この時に同年代の仲間がたくさんでき、やりがいを持って働いていたのですが、だんだんと「もっと顧問先の経営に寄り添い、自分の考えや方法を試してみたい」と思うようになり、学生の頃に経営者になりたいと考えていたことを振り返り、思い切って独立したというところです。


事務所開業にあたって、どのようなコンセプトを掲げたのでしょうか。

奥村 当事務所では「お客様の理想のみらいの実現のためにあらゆる側面から全力でサポートします。」を経営理念として掲げており、顧問先の経営状況を自分のこととして考え、ニーズに合ったさまざまな提案をすることを常に心掛けています。合言葉は「お客様=自分」、これは開業時から一貫して変わらない私の信条です。
 例えば、税理士から受け取った試算表に書かれている経営数字の意味を深くまで理解できず、「結局どうすれば…」とお困りの経営者は、案外多いと感じています。私たちはそうした経営者が試算表を正しく読み、自社の経営状況を正しく把握できるよう、経営数字をグラフにするなどして視覚的に示し、経営分析の結果を丁寧に説明します。そして5年後、10年後の将来ビジョンを見据えた上で「今、何をすべきか」を一緒に考え、具体的な提案をするわけです。

幅広い経営支援とそのための人材育成

これまでに先生が手掛けてきた経営支援の実例をお聞かせいただけますか。

奥村 現在、当事務所の顧問先は法人・個人いずれも150件ほどで業種も業歴もさまざまですが、開業当初から支援してきた企業が成長した事例はいくつもあります。
 例えば、ある接骨院の店舗数は税務相談を受けた当初で2店舗と小規模でしたが、私たちの支援を受け、現在では5~6店舗まで規模を拡大しました。新規出店の際は資金繰りをどうしていくか、借入先の検討、出店場所など、細かな相談に応えてきましたが、最近は新たに別会社を立ち上げて放課後等デイサービス事業にも乗り出しましたね。その際も私どもは他社の事例を共有しながら、新規事業を軌道に乗せるまでのキャッシュフローなどについて話し合いました。このように、お客様が新しいことにチャレンジする際の支援には特に気を配っています。
 製造業の顧問先からは設備投資の相談をよく受けます。その際には活用できる補助金や融資制度の情報を伝える他、「そもそもその機械を導入すべきかどうか」といったところからヒアリングを行い、その後の資金繰りや事業の成長性などについて説明するようにしています。
 また、経営再建に向けた支援にも携わります。数年前にも「債務超過で顧問税理士からサジを投げられた」と製造業経営者の方が新規で相談に来られ、借入先の金融機関との話し合いの場に同席し、現状の経営状況や経営再建に向けた計画についてプレゼンし、融資の返済条件変更などについて交渉しました。同社はその後、何とか持ち直し、現在では安定した経営で事業拡大に乗り出しています。

幅広い経営支援を実践するには、さまざまな知見やノウハウが求められることと思います。そのために新人スタッフの育成はもちろん、先生自身のスキルアップにも力を入れているそうですね。

奥村 先輩職員によるOJTを基本に育成を進めていますが、指導役の先輩によって職員教育のレベルに差が生じることがないよう、私が試算表や決算書類から何を読み解き、顧問先にどう説明するかといったノウハウについてレクチャーし、ベテランスタッフがそれぞれの経験を伝える機会を設けるようにしています。また、社内研修用の動画コンテンツを導入し、外部のセミナーや研修への参加を奨励するなど、やる気さえあれば経営コンサルタントとして成長していける環境づくりを心掛けています。
 こうした人材育成と同時並行で組織力を強化していこうと、数年前には私自身もビジネススクールに通ってMBA(経営学修士)を取得し、内部統制や役割分担の明確化などにも努めています。

時代の流れに合わせた新たな事務所のあり方

ここ数年は「オンライン顧問サービス」が大きく伸びていると伺いました。いつ頃から導入したのでしょうか。

奥村 2020年のコロナ禍の最中にいち早く導入しました。今まで当事務所はお客様と膝を突き合わせての経営支援を強みとしてきたので、コロナ禍で「出社できない」「お客様と会えない」状況に唖然としたことを今でも覚えています。外出自粛が叫ばれた状況でも顧問先とのやりとりは必要でしたので、当時話題となっていたZoomやチャットワークといったITツールを取り入れ、オンラインでの面談サービスを導入したのです。
 導入する際も幸いITに詳しいスタッフがいたおかげで、いち早くオンラインでの面談サービスを始めることができました。取り入れた当初は「オンラインだとコミュニケーションが難しいのでは」という懸念がありましたが、実際のところ特に問題はなかったですし、オンライン会議ツールの画面共有機能を使って説明をしたほうが同じ資料を見ながら解説できるため、お客様が対面の時よりも資料をしっかりと見て理解を深めてくれるようになったと感じました。その上、移動時間や交通費もかからないのは大きな利点です。
 コロナ禍後も「オンライン顧問サービス」として取り組みを続けておりますが、現在は移動時間や交通費の削減分を顧問料から割り引く形でサービスを提案しており、これがお客様から好評を得ています。オンラインツールを活用するようになって距離的な制約が取り払われ、今では埼玉県内のみならず全国各地から問い合わせをいただき、オンライン顧問が急増しています。

ウェブ会議専用ブース(左)やフリーアドレス用のデスクなど、
MJSが提携する(株)内田洋行のオフィス家具を全面に取り入れました


オンライン顧問サービス以外にも、先生は時代の移り変わりに合わせて事務所のあり方も柔軟に変化させているそうですね。最後にそのあたりをお聞かせください。

奥村 今年5月に現在の場所に事務所を移転したのですが、スタッフのデスクをフリーアドレス制とし、ウェブ会議専用ブースも導入しました。こうした環境を整える上で尽力してくれたのが、他ならぬMJSです。普段お付き合いいただいているMJSの営業担当者に相談をしたところ、同社と提携されている国内大手オフィス家具メーカーの(株)内田洋行をご紹介いただき、移転後の事務所全体のインテリアをコーディネートしてもらいました。細かなリクエストにも応じていただき、私としては理想的な事務所に仕上がったと思っています。この新たな環境で各種書類の電子化やITツールの活用による業務効率化、柔軟な働き方の導入などを着実に進めていきたいと考えています。

新事務所でのますますのご発展をお祈りしています。

History & Story税理士までのあゆみ

 奥村先生は大分県出身。お父様の仕事の関係で全国各地に移り住み、中学生の時に埼玉県上尾市や深谷市などを経てさいたま市に居を落ち着けてからは長らく同市をホームタウンとしてきたそうです。大学在学時から「会社を経営したい」と漠然と考えていたことから、「まずは経営者に身近で接することができる職に就いてみよう」と大学卒業後は小規模な会計事務所と、当時、埼玉県内で最も規模の大きかった税理士法人に勤務。その中で税理士を目指すようになり、実務経験を積む傍ら勉学に励んで約13年前に税理士資格を取得。その後、独立開業し現在に至ります。

中央みらい会計事務所

中央みらい会計事務所
所在地/
埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-398-1 AddGraceOmiya 803
TEL/
048-840-1107
設立/
2015年
職員数/
15名

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埼玉県さいたま市の盆栽文化とオシャレなカフェ

世界中にファンや作家が増えている日本の伝統文化「盆栽」

外国人向けに盆栽の魅力を紹介する
山田 登美男会長

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さいたま市北区には古くから盆栽文化が根づいており、6つの盆栽園と大宮盆栽美術館があります。2017年には埼玉県が「世界盆栽大会」の会場となり、40カ国から約4万5000人が参加、300点を超える作品が展示されました。いまや「BONSAI」人気は世界中に広がり、愛好家人口は1000~2000万人とも言われています。
 その盆栽文化の普及活動を担っているのが(一社)日本盆栽作家協会です。同協会は会長の山田 登美男さんが盆栽作家を育てようと1991年に設立したもので、国内のみならず、イタリアやスペインなど海外の作家たちの指導、育成にも力を注いできました。事実、同協会のヨーロッパ支部には現在、250名の作家が所属して日々、技術を磨いており、習得するのに10年かかると言われる盆栽の神髄「床の間飾り」の技術を学んでいる海外の作家も多いといいます。
 「盆栽は緑を愛でるという平和で神聖な趣味。海外の人たちもその奥深い世界に魅せられている」と山田さん。ちなみに山田さんが園主である「清香園」では、盆栽の販売に加えて「盆栽教室」も実施しており、盆栽のある環境を楽しむための相談窓口となっています。盆栽に関心を持たれた方は、訪ねてみてはいかがでしょうか。

四季を五感で感じられる
カフェ「45cafe」


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埼玉新都市交通ニューシャトル 加茂宮駅近くにある「45cafe」は地元で人気のカフェです。地域の常連客のみならず、ショッピングセンターの買物客や盆栽目当てに訪れたインバウンドなど幅広い層の人が訪れ、店内はいつも賑わっています。
 代表の鈴木 伸吾さんは元スターバックスの店長で、2016年に「四季を五感で感じる」をテーマに45cafeを開業しました。四季折々の素材を使った手づくりサンドウイッチやキッシュが人気で、5月はささみとごぼうの胡麻マヨサラダとスナップエンドウのサンド、ミラノ風カツレツと春人参&セロリのマリネサンドが期間限定メニューとして提供されました。また、建物そのものにも四季を感じられる工夫が施されており、高い天井やペットと同伴できるテラス席など、こだわりの作りは随所にあり、有名な建築家が見学に来るほどだといいます。
 店内はいつも風通しが良く、冬には薪ストーブが焚かれるなど、いつ訪れても季節の彩りが感じられます。換気が行き届いているため、コロナ禍でも「45cafeなら安心」と客足が途絶えなかったのだとか。都会のオアシスとして、多くの人たちを惹きつける名物カフェとなっています。立ち上げ時から税務顧問を務める奥村先生も「コーヒーや料理の味わいも雰囲気も最高」と太鼓判を押します。

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