The Essay Series from Accountants
台湾の旅

発展途上の昔懐かしい昭和の雰囲気を想起させる
台湾の街並みは忘れられない思い出です
台湾、それは私にとって、熱帯の太陽と緑が織りなす楽園のような場所でした。そして、今回の旅の目的は、おいしい食事もさることながらかねてから憧れていた台湾のゴルフコースを巡ること。台北の国際空港に着陸し、窓から見えるのは、高層ビル群と緑豊かな山々のコントラスト。台湾の活気あふれる空気に包まれ、気分が高まります。
ゴルフでは、1コース目は、ホームページで探したところ。残念ながらこちらのゴルフ場は、ラフはボーボー、グリーンもデコボコ。お世辞にも良いとは言えませんでした。スコアは散々。2コース目は現地の方が推薦するゴルフ場を回ることにしました。ホテルが併設された施設は、バブル時代を彷彿させる大理石造りの入り口。期待が持てます。期待に違わずとても整備されたコースに、拙い日本語を一生懸命使って案内してくれる熟練キャディ。最終ホールのOB3発はご愛敬としてプレーを楽しむことができました。スコアはボチボチ。当たり前のことですが、日本も台湾も良いところもあれば悪いところもあると改めて思い知りました。そして分からないことはその道の人に訊く。何でもそうですが税理士の自分もそういう存在でありたいと感じた瞬間でした。
ゴルフだけでなく、台湾の食文化も満喫しました。小籠包や現地のラーメン、かき氷など、年甲斐もなくお腹をパンパンにして本場の味を堪能しました。ラーメン屋では、注文をまごまごしている我々に現地の若者が、手際よくお勧め品を注文してくれたり、他のお店ではあちらの作法で乾杯を繰り返し泥酔したりと。
また、夜市でのショッピングも忘れがたい思い出です。活気あふれる夜市で、お土産を買い求めたり、屋台で現地のグルメを楽しんだり、台湾の日常を体験することができました。昨今の円安の影響で多少物価高も感じましたが、現地の人が訪れるようなお店は、そんなに高額でもありませんでした。
今回、観光はちょっと置いといていろいろなところを回りましたが、台湾は今、勢いがあるのか若い方が、街に大勢繰り出して活気を感じました。街並みは決してきれいとは言えないところもありましたが、清濁が合わさって発展途上の昔懐かしい昭和の雰囲気を感じ、私にとって忘れられない思い出となりました。美しい自然の中でプレーできる喜び、現地の食文化に触れる楽しさ、そして人との出会い。これらの経験は、私にとってかけがえのない宝物となりました。