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会計人のリレーエッセイ

2021年04月号

我がまち網走

竹林 徹

北海道会

北海道網走市竹林 徹

 私どもの事務所がある網走市は、北海道の北東沿岸に位置し、オホーツク海に面している、人口3万5000人の街です。海産物と周辺の町でとれる農産物など美味しい物や豊かな自然がある網走の魅力をご紹介いたします。

 北海道には美味しいものが沢山ありますが、網走にはブランドとなっている釣きんき、イバラガニの他、ご当地グルメとして、オホーツクサーモンのから揚げをのせたザンギ丼やオホーツク塩を使用した塩味ベースで地元の魚貝・野菜を使用したモヨロ鍋などがあります。

 また、網走といえば刑務所を思い浮かべる方も多いと思いますが、網走刑務所は、明治政府が富国強兵を目指して、ロシアにも対抗するべく蝦夷地(北海道)の開拓のため、刑期が重い受刑者を労働力として使うべく設置された宿泊所でした。刑務所は現在でも設置されていますが、これとは別に「博物館網走監獄」という施設があり、野外歴史博物館として網走刑務所旧建造物を保存公開しています。監獄食堂では、囚人が実際に食べた監獄食を味わえます。

網走駅

「横道にそれないように」との意味が込められた縦書き
の網走駅

 ところで、JR網走駅の駅名の看板が縦書きなのをご存じですか? 諸説ありますが「刑期を終えた人が横道にそれないように」との意味があるそうです。

 この他にも流氷やオホーツク海の生き物に出会える体感型施設「オホーツク流氷館」、今から約1300年前、忽然と現れ忽然と消えた北方の民オホーツク人の謎を解明する施設「モヨロ貝塚館」などもあります。

 最後に気候についてですが、網走は晴れの日が多く、夏は、30℃を超える日は数日と過ごしやすく、スポーツの合宿地として利用されています。ラクビーワールドカップが行われた2019年には、日本代表の合宿も行われました。

 また、冬の網走を語る上で欠かせないのが、流氷です。流氷は、北海道沖のオホーツク海で、1月下旬~3月下旬に現れます。様々な環境条件が重なってできる神秘の自然現象のため世界的に見てもごく限られた地域でしか見ることができません。

 流氷が押し寄せオホーツクを埋め尽くす壮大な風景を見にぜひ、網走にお越しください

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