CHANNEL WEB

会計人のリレーエッセイThe Essay Series from Accountants

北海道で乗馬体験

及川 恵

  • 北海道会
  • 及川 恵
  • 北海道札幌市

左:ブラッシングをすると馬も嬉しそうな様子をみせます
右:往年の名競走馬も在籍する「すずらん乗馬クラブ」の
様子です

 2年ほど前から「すずらん乗馬クラブ」で馬に乗っています。コロナ禍直前にアメリカ西部を旅行した時に、体験乗馬で3~4時間くらい馬に乗って山を上り下りしたのが面白かったので、新聞の「体験乗馬4回で1万円」という広告を見てやってみたいと食いつきました。

 本格的な乗馬と体験の違いは、自分で馬を制御しないといけない点ですね。円形の経路をグルグル回るのですが、経路から馬が右にはみ出たら、左に手綱を引いて正しい道に誘導します。それでも言うことを聞かないなら、両足で馬を蹴ったりムチで少し叩いたりします。かわいそうに感じますが、厚い筋肉がついているので馬は痛くないそうです。慣れていない人だと馬も居心地が悪いのか、怠けたり、生えている草を食べ始めることもあります。先生に「それでは馬が眠っている状態ですよ。負けないで! 乗る人のほうが偉いんですよ!」と励まされながら、馬を蹴ったりして働きかけます。馬の体温もあり、30分も乗るとかなり汗が出ます。縦、横、斜めに揺られるのが良いのか、乗馬するうちにうつの人がとても明るくなったり、難病の人の症状が軽減することもあったそうです。

 43年馬一筋の濱田 桂子オーナーは、「馬は襲う動物じゃなく襲われる側だから、寝る時もよほど具合が悪い時以外は立って寝ているの。とてもかわいいのよ」と言います。私も馬に覚えてもらおう、早く慣れようとブラッシングした時は、嬉しそうにヒヒンと鳴いたり、首を気持ち良さそうに伸ばしてこちらを見つめたりします。そんな時はやはりかわいいですね。

 ここには往年の名競走馬もおり、ドリームパスポート号、ディープインパクトの子どものサナティオ号もいます。すらりとしていてとても格好いい馬です。私はマメタロウ、エンブレム号に乗っていますが、違う馬にも乗れるようになれたらと思います。ここの川端 鎮明(まさあき)先生に習いたいと、東京から移籍した方、静岡や九州からの見学者もいらっしゃいます。人と馬、人と人を繋ぐ場であり続けてほしいものです。JR恵み野駅西口から徒歩10分、新千歳空港から車で25分の好立地ですので、一度遊びに来られませんか?

すずらん乗馬クラブ ℡:0123ー36ー6386

▲ ページトップ