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会計人のリレーエッセイ

2020年12月号

旅の想い出

正司 哲浩

四国会

愛媛県西予市宇和町正司 哲浩

北海道の襟裳岬です

 暑い夏が過ぎ、秋の旅行シーズンがやってまいりました(執筆時)。平成元年に紅葉と軽登山を目的に10数名で始めたグループでの旅。最初は、平成2年12月7日、1泊2日での信州の北横岳の旅、平年であれば雪積で登れない北横岳に登ることができました。そして山奥にある一軒のひなびた温泉旅館「明治温泉」で身体を癒すことができました。これが病みつきになり、現在まで30有余年続いています。

 信州を中心に、紅葉と軽登山そして温泉地を楽しんでいた旅でしたが、年が進むにつれ東日本を中心に全国へと足を延ばしてまいりました。

 北海道には4回、道央、道東、道南、そして道北に分けて楽しみました。道南では、帯広空港から約3時間かけて襟裳岬へ、一人ではなかなか行けない場所の一つとして想い出に残っています。道北の利尻島・礼文島は夏でしたが、雪が残りさすが最北端へ来た感じを受けました。

 東北方面には6回、青森県の下北半島の旅では、運よく紅葉の真っただ中、その時の紅葉の風景が今でも瞼に焼き付いています。山形では、旅した当時外国人の方が経営していて話題になった「銀山温泉」に泊まることができました。東北方面は、東日本大震災が起きる前の美しい景色を見て回ってきましたので、その後の風景が一変したのには驚いています。

 九州の11月の旅では、牧ノ戸峠(大分県)で季節外れの大雪に遭遇し、交通機関が途絶えたため、約4時間かけて歩き続け赤川温泉に到着したのが記憶に残っています。また、鹿児島の旅では、口永良部島が噴火した火口を真下に見ながら、その翌年屋久島にも行って森林浴を楽しんできました。

 この他、関東、北陸、山陰、東海などを旅して想い出は尽きませんが、高齢化に伴って、観光旅行へと変わってきています。これからも身体の続く限り「旅」を楽しみたいと思っています。

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