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会計人のリレーエッセイ

2018年05月号

独立してからを振り返って

大原 有詞

北海道会

北海道札幌市大原 有詞

昨年の8月に独立開業しました。2年半お手伝いをさせていただいた千歳市の先生から引き継いだ顧問先が多数あり、そのおかげで日々忙しく過ごしてきました。業務内容は独立前とほぼ変わらないし、顧問先のこともよく知っているつもりでいたので独立してからも同じような感じでやっていけるものと思っていました。しかし、いざ独立してみると所長として顧問先の矢面に立つのはもちろんのこと、引き継ぎには引き継ぎならではの難しさもあって、税理士事務所経営の大変さを実感しているところです。

独立前は、税理士業務は繁忙期と閑散期があるから、閑散期には自由に過ごせる時間をつくれるだろうと思っていましたし、実際そうしている税理士先生方もたくさんいらっしゃいました。そして、私にも独立後初めて6月以降のいわゆる閑散期と呼ばれる時期がやってきました。

しかし、税理士会などの研修会、税理士会の役員の仕事、経営者の集まりへの参加、「記帳くんクラウド(現・かんたんクラウド会計)」の導入、新規のお客様の案件や相続の案件もあり、ほぼ繁忙期と変わらないような日々となってしまいました。また、まだ独身ということもあって世間で言ういわゆる婚活なるものもしてはみたものの、なかなか良縁に恵まれずいまだ変わらず独り身でおります。そうしたことも気持ちの忙しさに拍車をかけていたようで、十分休んだという実感が全くないまま12月の繁忙期に再び突入してしまいました。

今この原稿を書いているのは3月の最終週で、個人的には3月決算がそれほど多くないこともあって、ほぼ繁忙期を抜けつつあるような状況です。まだまだ事務所が軌道に乗っているとは言えない状態ではありますが、人生は仕事だけじゃないよなぁとも思っています。今度の閑散期にこそは趣味の社交ダンスをできたらなぁと思っているところです。社交ダンスは、32歳のころに始めて今年45歳になったので、12年以上前に始めたことになります。結構一生懸命にやった期間もあって、まだ税理士試験の合格前でしたから、ダンスホールで女性の踊りの相手をするリボンというダンサーのバイトをしたこともありました。もうダンサーのバイトをすることはないと思いますが、これからは趣味として週に1、2回教室に通う時間をつくっていけたらなぁと思っています。

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