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鳥居税理士法人 写真

事務所訪問

親子二人三脚で次代を見据え
DX投資や人材育成に全力投球

岩手県宮古市を拠点に、水産業から医療機関まで幅広い業種の顧問先を抱える鳥居税理士法人。 17名の職員が在籍し、若手職員に面接を任せるなど独自の採用戦略で人材確保に成功、 若手育成にも力を注いでいます。代表の鳥居 明郎先生と息子の琢磨先生のお二人に、 独自の経営ノウハウと次代を見据えた人材育成について伺いました。

震災やパートナーの死を乗り越え次の世代へ

まずは、現在の鳥居税理士法人の運営体制について教えてください。

画期的なノウハウよりも「身の丈に合った経営」が
大事だと話す明郎先生


鳥居 明郎先生(以後、明郎先生) 長年、私と後輩の佐々木 卓史先生の二人で事務所を経営していました。佐々木先生の療養に伴う退任後は、息子の琢磨とともに運営を続け、2024年4月に法人化を果たしました。佐々木先生は残念ながらその年の秋に亡くなられてしまいましたが、その後も親子二人三脚で事務所を牽引しつつ、今は息子の代への引き継ぎも進めているところです。

琢磨先生は東京などの会計事務所で実務経験を積まれた後、2013年に地元へ戻られたそうですね。

鳥居 琢磨先生(以後、琢磨先生) 地元に戻る契機となったのは、東京で勤務していた時に起きた東日本大震災です。震災直後、父や家族と全く連絡が取れなくなり、地元が壊滅的な被害を受ける様子をテレビで見ることしかできませんでした。1週間後にようやく連絡がついた時、被災した数多くの顧問先が経営・会計面で困っている状況を聞いて、都心に比べて専門家が少ない地元のために貢献したいと強く思い、帰郷を決意したのです。

震災時の事務所の状況や、当時の対応はいかがでしたか。

明郎先生 当事務所は浸水などの直接的な被害を免れたため、幸いにも業務基盤は無事でした。そのため大きな被害を受けられた顧問先の皆様の復旧支援や資金繰り対策に、迅速に取り掛かることができました。

父の代からの顧問先開拓と身の丈に合った経営指導

顧問先はやはり土地柄、水産業関係が多いのでしょうか。

明郎先生 おっしゃる通りですが、水産業以外にも電子部品の製造業、建設業、医療機関、さらに最近では宗教法人なども増えており、顧問先の業種は多種多様となっています。

職員が互いに成長し合える組織となるよう
「人材育成に注力していきたい」と力を込める
琢磨先生

琢磨先生 徐々に医療機関や相続など、より幅広い知識が求められる分野でのサポート体制を強化しています。特に医療機関については、父が早い段階から熱心に顧問先開拓に取り組んできた成果が表れています。

明郎先生 開業を視野に入れられている地域の勤務医の先生方と関係性を築いていたことで、彼らが新規開業する際に声をかけてもらい、顧問契約につながるというケースが多いですね。業種を問わず、地場企業の経営者の方たちとのコミュニケーションや関係づくりの機会は大事にしています。

さまざまな業種の顧問先の経営支援に取り組む中で、大切にしている方針はありますか。

明郎先生 画期的なノウハウというよりも「身の丈に合った経営」をしていただくよう指導しています。震災やコロナ禍など、想定外の危機が起きた時に生き残れるのは、結局のところ堅実な企業です。過剰な設備投資を控え、足元をしっかり固めることが重要だと折に触れて伝えています。

時代の先を行く投資で事務所DXを推進

貴所は顧問先の自計化や業務効率化のためのシステム導入支援に早くから取り組み、現在、顧問先へのMJSのクラウドソフトの導入率が全国でもトップクラスとなっています。

明郎先生 顧問先の自計化はかなり前から積極的に推進してきました。経営者自身が数字をリアルタイムで把握し、その数字をもとに我々と対話して経営課題について考えることが重要です。業務効率化とデータ連携の観点から、現在では多くの顧問先が「かんたんクラウド」に移行しています。

事務所の業務効率化に向けたDXにも積極的に取り組まれていますね。

明郎先生 昔から新しい技術や仕組みは「まず使ってみる」というのが私のモットーです。例えばまだ生成AIがない時代から、財務会計と連動して経営者が理解しやすい決算診断分析レポートを自動作成する経営支援システムを導入するなど、いろいろと挑戦してきました。中には無駄になってしまった投資もありますが、そうやって失敗しながら試したからこそ、今、事務所のDXを順調に進められていますし、最適なシステムを見極めて顧問先に提案できているのだと思います。

琢磨先生 最近ではMJSのDXプラットフォーム「Hirameki 7」を導入し、決算時にAIを活用した顧問先の年次レポートを作成して経営指導に役立てています。また、顧問先の経理業務の中で重複している作業がないかを洗い出し、最適なフォーマットを提案するなど、細やかな業務効率化支援を行っていることもご好評いただいています。

定着率を高める独自の人材採用・育成術

人材採用についてもお聞かせください。若手層の採用が好調とお聞きしました。

琢磨先生 数年前から入社2〜3年目の若手職員に採用活動の一部を担ってもらうようにしました。私たち経営陣が前面に出て「うちはこんなにいい事務所だよ」とアピールするより、年齢の近い若手から等身大の現実を語ってもらった方が、求職者にとってははるかに説得力がありますし、ミスマッチも防げると思ったからです。これが功を奏し、未経験の若い方が定期的に入社してくれるようになりました。現在では20代から70代まで、全世代が万遍なく活躍する組織になっています。

若手の人材育成についてはいかがでしょうか。

20~70代にかけて、各年代2~4名の職員が在籍しており、
来年度には20代の新卒者が入所する予定です

明郎先生 若手職員が税理士資格取得を目指して勉強しやすいよう、環境を整えています。例えば繁忙期を除き、残業を極力減らして週休2日を徹底しているのも、自分を高めるための勉強時間を作ってほしいという思いからです。私自身、かつてお世話になった先生のもとで、通常業務の傍ら勉学に励ませてもらったからこそ、資格を取得することができました。その恩返しの思いもあり、当事務所に加わった人材には恵まれた環境の中で果敢に資格取得にチャレンジしてほしいです。実際、当事務所から職員が税理士資格を取得し独立した例がこれまでに2例あります。

最後に今後の展望をお聞かせください。

明郎先生 自分が第一線を退いた後も、複数の税理士が協力して事務所を支えていける体制を構築したいと考えています。1人の税理士だけで200件以上の顧問先を守り切るには限界があります。今の若手の中から税理士が育ち、息子とともに次世代の事務所を盛り立てていってくれるのが理想ですね。

琢磨先生 次の世代、そしてさらにその次の世代へとバトンを渡せるよう、人材育成に力を入れていきます。幅広い年代のスタッフが互いに刺激を与え合いながら成長できる、そんな組織であり続けたいと思っています。

本日はありがとうございました。今後ますますのご発展をお祈り申し上げます。

History & Story税理士までのあゆみ

鳥居 明郎先生
商業高校で簿記を学んだ後、岩手県内に5拠点を持つ宮田実公認会計士事務所に事務員として入所。当初は税理士資格取得に向けた意識は薄かったそうですが、後輩として入所した故・佐々木先生の猛勉強に刺激され、本気で税理士を志すことに。切磋琢磨の末、30歳で試験に合格。独立を考えていた1983年、恩師である宮田先生が急逝します。その遺志と顧問先を守るため、佐々木先生と共同で事務所を立ち上げ、率いていくことを決意。以後、幾多の困難を乗り越え、多様な業種を支える現在の税理士法人の礎を築き上げました。

鳥居 琢磨先生
中央大学商学部会計学科の在学中から専門学校とのダブルスクールで学び、26歳頃には税理士資格を取得したという琢磨先生。仙台や東京の上野など、規模や専門性の異なる会計事務所で実務経験を積み、東京で充実したキャリアを築いていましたが、東日本大震災を機に「地元のために自分の知見を還元したい」と決意。2013年に帰郷し、その後33歳で司法書士試験にも合格。現在は税務と法務の多角的な視点から地域企業の支援に奔走しています。

鳥居税理士法人

鳥居税理士法人
所在地/
岩手県宮古市黒田町6-22
TEL/
0193-62-3567
設立/
1983年
職員数/
17名

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宮古市の絶景と絶品寿司を味わう

三陸復興国立公園「浄土ヶ浜」

三陸復興国立公園「浄土ヶ浜」


海岸に立つ岩山と足元の白い石はそれぞれ「流紋岩」になります

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 岩手県宮古市を代表する景勝地「浄土ヶ浜」は、三陸復興国立公園および三陸ジオパークの中心に位置する美しい海岸です。この印象的な地名は、今から約300年前の江戸時代(天和年間)、宮古山常安寺の霊鏡和尚がこの地を訪れ「さながら極楽浄土のごとし」とその美しさに感嘆したことに由来すると伝えられています。
 浄土ヶ浜の最大の特徴は、鋭く尖った白い岩肌とそこに根を張る松の緑、そして海の群青色が織りなす見事なコントラストです。この白い岩は、約4400万年前にマグマの働きによって形成された火山岩「流紋岩(りゅうもんがん)」で、二酸化ケイ素を多く含むために白く見えます。荒々しい断崖絶壁が多い三陸海岸の中にあって、入り江になっている浄土ヶ浜は外洋の影響を受けにくく、波が穏やかであることも特徴です。その透明度の高さから日本の「快水浴場百選」にも選定されており、夏には海水浴やシュノーケリングなどを楽しむ人々で賑わいます。また、「さっぱ船」と呼ばれる小型船に乗れば、ウミネコに餌付けをしながら海を巡り、「青の洞窟」とも称される「八戸穴」の神秘的なエメラルドグリーンの水面を間近で観察することができます。四季折々の表情も美しく、夏の日差しに輝く青い海はもちろん、冬に雪化粧を施した白い岩々が佇む静寂の風景も格別。宮沢賢治も訪れたというこの奇跡的な自然美は、訪れる人々の心を穏やかに癒やしてくれます。

宮古の海の幸を堪能できる老舗「よし寿司」

店舗外観


店内の様子


看板メニューの「三陸みやびにぎり」

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 宮古駅から徒歩約5分の「よし寿司」は、地元の人たちから観光客まで幅広く愛され続けている老舗の寿司店。三陸の豊かな漁場である宮古港に水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を熟練の職人技で握り、手頃な価格で提供しています。訪れたらぜひ味わいたいのが看板メニューの「三陸みやびにぎり」です。厳選された旬の地魚を中心に贅沢なネタが10貫セットになっており、宮古の海の魅力をひと皿で存分に堪能することができます。また、にぎりやちらし寿司の他にも一品料理、巻き寿司、いなり寿司、お子様用のメニューも揃っているため、老若男女問わず食事を楽しめます。店内は老舗ならではの落ち着きがありながらも、肩肘張らずに過ごせるアットホームな雰囲気が漂っており、カウンター席だけでなく、ゆったりとくつろげるテーブル席や座敷席も。お一人様での気軽なランチから、家族連れでの夕食、さらには宴会まで、多様なシーンで利用することができます。
 宮古を訪れた際にはぜひ「よし寿司」に立ち寄り、三陸の海の幸を知り尽くした老舗ならではの確かな味と、温かなおもてなしの心をご堪能ください。

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